健康の日フォーラム2026」開催!
自律と共創で、日本を元気にするヒントが満開に
世界保健機関(WHO)が定める4月7日の「世界保健デー(World Health Day)」に合わせ、
“健康”への関心を高める取り組みとして、昨年に引き続き「健康の日フォーラム」を開催いたしました。
3回目となる今年は、さらに規模を拡大し、未来への活気に満ちた雰囲気の中で実施。
関係省庁、企業、自治体、そして志を同じくする多くのサポーターが一堂に会し、これまでの「守りの健康管理」から、一人ひとりが人生を謳歌するために自ら創り出す「攻めの健康づくり」への転換が共有されました。体験型ブースも多数出展され、昨年に続き満員御礼。
さらなる進化へと盛り上がりを見せるイベントとなりました。

第1部:一人ひとりの自立が創る、健やかな未来 ― 国の取組み
フォーラムの幕開けは、これからの時代を象徴する温かなメッセージから始まりました。冒頭、公益社団法人 日本WHO協会 理事長 中村安秀氏が登壇し、「お医者さんだけが健康を守る時代ではない」と語られました。
人間、動物、植物、そして地球全体を一つの健康として捉える考え方に触れ、多様な分野の人たちが混じり合うことで、次世代へ「きれいな地球」と「健やかな未来」を繋いでいくことの大切さが共有されました。
続いて、特定非営利活動法人 健康経営研究会 理事長 岡田邦夫氏が開会挨拶を行いました。いよいよ幕を開けた「健康経営3.0」のステージを宣言し、「健康は人から与えられるものではなく、自ら手に入れるもの」と提言。
自分を整えることが、家族や会社を支える「自己保健」になるという、新しい時代の自律的な健康観について語りました。

その後、経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長 福田光紀氏が、次世代の健康施策を紹介。
健康経営を「未来への投資」と捉え、投資家からも評価される仕組みづくりや、女性の健康支援を強化する方針が示されました。さらに、日本発の健康経営モデルをアジア、そして世界へ広げていくワクワクするような展望が語られました。
次に、厚生労働省 健康・生活衛生局健康課 女性の健康推進室 室長 平田有美恵氏が登壇し、国の国民健康づくり運動である「健康日本21(第三次)」に基づく施策を紹介。
「健康寿命の延伸」と「健康格差の縮小」を掲げ、誰もが自然に健康になれる社会環境の改善や、スマートライフプロジェクト等の国民運動を通じた多角的な取り組みが共有されました。
最後に、農林水産省 大臣官房(兼消費・安全局) 参事官 村山直和氏が、「大人の食育」の推進について報告しました。若い世代の朝食欠食などの課題に対し、官民連携プラットフォームを通じた働きかけを強化。毎日の「食べる」を自分事として楽しみ、前向きな行動変容に繋げていく重要性が示されました。

第1部と第2部の幕間には、株式会社 かんぽ生命保険 コーポレートコミュニケーション部 松井伸介氏が登壇しました。ラジオ体操は1928年、当時の逓信省簡易保険局(現在のかんぽ生命)が「みなさんに健康で長生きしてほしい」という願いを込めて制定したのがルーツ。そんな誕生秘話とともに、わずか3分間で約400箇所もの筋肉を効率よく動かせる、ラジオ体操の「実はすごい効果」が紹介されました。
続いて、JAL「本気の!ラジオ体操」を10年以上展開する日本航空株式会社 ウエルネス推進部 内野公平氏によるラジオ体操の実演を実施。おなじみのメロディに合わせて体を伸ばすと、会場中が清々しい空気に。
たった3分で心がほどけ、参加者の皆さんの表情もパッと明るくなったのが印象的でした。ポイントを意識するだけで驚くほどリフレッシュできる「究極の全身運動」を、会場全体が一体となって楽しみました。


体験して、感じて、もっと身近に健康を ― 展示ブース&MY健康宣
セミナーの合間には、来場者が“楽しみながら健康を体感できる”ブースイベントを開催。3回目となる今年は、昨年を上回る規模で計21の体験ブースが集結。
毛細血管の状態チェックや最新の電動歯ブラシ体験、さらにはAIを活用した健康リスクの測定、整体の無料施術体験など、自分自身のからだを「知る」だけでなく「整える」ための最新コンテンツが勢揃いしました。
来場者とブース出展者との会話も弾み会場内は活気に溢れ、自身の健康を振り返る機会となりました。
そして今年も、会場に咲いた“桜の木ボード”には、参加者が自分自身の「MY健康宣言」を花びら型のカードに書いてペタリ。一人ひとりの決意の花が満開に咲き誇り、会場全体があたたかな春の空気に包まれました。
第2部:人生120年時代をワクワク過ごす ― 企業・自治体の新たな挑戦
第2部では、企業事例として登壇した出光興産株式会社 人事部健康推進グループ 小桐由紀子氏は、変化の激しい時代を支える自社の健康づくりを報告。従来の予防策に加え、日々のコンディションを自然に整える「0.5次予防」の重要性を説き、睡眠や食事など「7つの生活習慣」の浸透を図る取組みを紹介されました。また、生成AIを活用したセルフカウンセリングで心のコンディションを整えるなど、テクノロジーを柔軟に取り入れ社員の自律を支える先進的な事例が共有されました。
続いて登壇した岐阜県知事 江崎禎英氏は、「高齢化を問題と捉えるのではなく、人生を謳歌するチャンスに変えよう」という前向きなメッセージで会場を沸かせました。
「人生120年時代、還暦は暦が一周しただけ。二周目の人生をいかにワクワク過ごすかが重要」と語り、病気の予防以上に、一人ひとりが社会の中で役割を持ち、楽しみながら生きる価値を強調。
喫茶店のモーニング文化と健康づくりを掛け合わせたプロジェクトなど、日常の楽しみをそのまま自律的な健康維持に繋げる岐阜県の独創的な取組みに、会場からは大きな拍手が送られました。

また、サントリービバレッジソリューション株式会社 の圖師淑隆氏と連達 彰氏は、健康の日サポーターとして登壇。コンソーシアムの掲げる「健康の日を母の日のような認知に!」という想いに深く共感し、自販機やアプリなど生活動線の中にある接点を活かした活動や、従業員の「健康自律」を促すグループ全体の取り組みが語られました。
結び:つながる、はじまる、ひろがる。日本を元気にする「ワンチーム」
最後に、健康の日コンソーシアム代表(花王株式会社 健康開発推進部長) 守谷祐子氏が登壇。
「企業や組織の枠を超え、本音でつながるこの場所から、日本を元気にする活力を広げていきたい」と振り返り、今後も職域・地域・社会全体に健康の輪を広げる取り組みを「ワンチーム」で推進していくことが呼びかけられました。

今回のフォーラムを通じて届いたのは、「健康であることは、何歳になっても『今が一番楽しい!』と言うための土台である」というポジティブなメッセージです。
4月7日の「健康の日」が、健康について気軽に話し合えるきっかけとなり、日々の暮らしに前向きな一歩をもたらせたら嬉しく思います。
来年も、思わず誰かに話したくなるような企画をお届けできるよう準備を進めてまいります。次回のフォーラムでまたお会いできる日を楽しみにしています!
